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砥石としてのゴムとは?弾性砥石の特徴・仕組み・用途を解説

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砥石としてのゴムとは?弾性砥石の特徴・仕組み・用途を解説

「砥石」と聞くと、硬い石やセラミックスを思い浮かべる方が多いかもしれません。工業用砥石にはゴムを結合材として使用した「ゴム砥石(弾性砥石)」もあります。

ゴム砥石は、金属部品の研削・研磨・微細なバリ取り・最終仕上げまで幅広い工程で使用されており、加工面への追従性や安定した仕上がりが求められる場面で活用されています。

この記事では、砥石としてゴムが使われる理由や仕組み、一般的な砥石との違い、用途や工具選定のポイントについて解説します。

砥石としてのゴムとは?

砥石に使用されるゴムは、砥粒を保持する「結合材」として機能します。

砥石は一般的に、砥粒・結合材・気孔で構成されています。実際に加工物を削るのは砥粒ですが、砥粒を適切に保持し、加工性能を左右するのが結合材です。

ゴム砥石では結合材にゴムを使用することで適度な弾性が生まれ、加工面の形状に追従しながら安定した仕上げ加工が可能になります。この特徴から「弾性砥石」とも呼ばれています。

ゴム砥石と一般的な砥石(レジノイド・ビトリファイドなど)の違い

ゴム砥石と一般的な砥石では、結合材の違いにより、加工特性や適した用途が異なります。

比較項目 一般的な砥石(レジノイド・ビトリファイドなど) ゴム砥石
結合材 樹脂やガラス質 ゴム
弾性 小さい 大きい
加工面への追従性 比較的低い 高い
主な用途 研削加工、バリ取り 微細なバリ取り・研磨・表面仕上げ


ゴム砥石は加工面への追従性を備えており、粒度や硬さなどの仕様、加工条件によっては過度な切り込みを抑えながら、安定した仕上がりを得やすいという特長があります。

ゴム砥石の特徴とメリット

弾性による追従性が、加工品質の安定に役立ちます。

  • 加工面に追従しやすい
  • 微細なバリを除去しやすい
  • 複雑な形状にも対応しやすい
  • 跳ねやビビりが少なく、安定した表面仕上げを目指しやすい
  • 用途に応じて粒度や形状を選択できる

また、ゴム砥石は自生作用を備えています。ゴム結合材が適度に摩耗することで古い砥粒が脱粒し、新しい砥粒が表面に現れるため、切れ味を維持しやすく、安定した加工性能につながります。弾性があることで、一般砥石に比べて振動など作業者への負担が少なく、作業性に優れていることもゴム砥石の特徴です。非熟練者や女性などにも優しい砥石です。

どのような用途で使用されるのか

ゴム砥石は幅広い工程で使用されています。

  • 研削・研磨:切削加工痕(ツールマーク)やキズの除去
  • バリ取り:鍛造品や各種パーツの安定したバリ処理
  • 中間・最終仕上げ:金型や金属表面の面粗度向上や鏡面仕上げ
  • 表面調整:サビや酸化皮膜、汚れの除去、めっき・塗装前の下地調整

用途に応じて、ハンドツールのほか、マシニングセンタや専用機などに組み込んで使用される場合もあります。

工具選定のポイント

ゴム砥石は、加工内容や使用環境に適した仕様を選定することが重要です。

ゴム砥石は、粒度や砥粒の種類、硬さ、形状などの組み合わせによって加工性能が変化します。そのため、加工材質や求める仕上がり、加工部位の形状、使用設備などを考慮して選定することが大切です。

ダイワラビン株式会社では、ゴム弾性による加工面への追従性や自生作用を活かした弾性ゴム砥石「ダイワラビン」を取り扱っています。加工対象や使用設備、加工条件に応じて、用途に適した製品のご提案・製作にも対応しております。

まとめ

砥石として使用されるゴムは、砥粒を保持する結合材として重要な役割を担っています。

ゴム砥石は、ゴムならではの弾性により、バリ取りや研磨、表面仕上げなど、安定した加工品質が求められる工程で幅広く活用されています。ゴム砥石の性能を十分に発揮するためには、加工材質や加工内容、使用設備に応じて適切な製品を選定することが重要です。

ダイワラビン株式会社では、豊富なラインアップに加え、加工条件や設備に応じた弾性ゴム砥石をご提案・製作しています。ゴム砥石の選定や加工方法でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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